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〜大学サバイバル戦線1ページ目〜

  今、「大学改革」の津波が押し寄せています。その津波はさらに大きなうねりとなって、国公立大学から私立大学へと、日本中の大学を襲っています・・・。
  その震源は、「遠山プラン」です。正式名称は、「大学の構造改革の方針」。遠山敦子文部科学大臣が平成十三年六月に、“活力に富み、国際競争力のある、 国公私立大学づくりの一環として”打ち出した計画です。詳しくは以下の三つからなっています。
一、国公立大学の再編・統合を進める。(⇒大学統合・再編)
二、国公立大学に民間発想の経営手法を導入する。(⇒独立行政法人化、産学提携)
三、大学に第三者評価による競争原理を導入する。(⇒大学評価、トップ30)
  要するに、大学にも「競争原理」と「市場原理」を導入するということです。もし競争に負ければ、自分の行っていた大学が統合されたり、無くなったりするか もしれない訳です。これにより、大学間の生き残りを賭けた熾烈な“戦い”の火ぶたは切って落とされました。そこで、編入する時などの大学を選ぶ判断基準の一つ として、偏差値とは別に私なりの考え方・意見、また、情報を書いていきますので皆さん参考にして下さればと思います。
  まず、文部科学省(旧・文部省)が戦後、全国にある九十九の国立大学を大学設置順に五グループに序列化した表です。これは偏差値とかのレベルとは別で、ど この大学の格が高いのかが分かります。旧帝大が最も格付けが高く、左から右にいくにつれて低くなります。ところで、こんな格付けをされていたのは皆さん知って いましたか? もちろん私は知りませんでしたけどね(笑)
 
旧帝大 旧6官立大 新7大 部制大 その他大
北海道
 東北
 東京
名古屋
 京都
 大阪
 九州


 筑波
  千葉
  新潟
  金沢
  岡山
  長崎
  熊本
  弘前
  群馬
東京医科歯科
  信州
  鳥取
  徳島
  鹿児島
北海道教育   豊橋技術科学
旭川       三重
岩手       滋賀医科
秋田       大阪教育
山形       兵庫教育
茨城       島根医科
宇都宮      山口
埼玉       鳴門教育
東京学芸    香川
東京農工    香川医科
横浜国立    愛媛
長岡技術科学 高知医科
上越教育    佐賀
富山       佐賀医科
富山医科歯科 大分医科
福井医科    宮崎
山梨医科    宮崎医科
岐阜       琉球
静岡       北陸先端科学技術大学院
浜松医科    奈良先端科学技術大学院
愛知教育
名古屋工業
室蘭工業   和歌山
小樽商科   島根
帯広畜産   高知
北見工業   福岡教育
宮城教育   九州工業
福島      九州芸術工科
図書館情報  大分
東京外国語  鹿屋体育
東京芸術   総合研究大学院
東京商船
東京水産
お茶の水女子
電気通信
福井
山梨
滋賀
京都教育
京都工芸繊維
大阪外国語
神戸商船
奈良教育
奈良女子
旧官立大 新8大
旧6官立大
東京工業
  一橋
  神戸
  新7大
   広島
  ちなみに上の表は正確ではありません。旧官立大(旧6官立大)と新8大(新7大)は、医科大学(付属病院)の設立年次で区分けしてあります。
  国立大学の教授はれっきとした国家公務員だったので、給料の額は国の給与制度である給与法に基づいて決定されていました。給与法は職員の職務の複雑さ、困難および責任の 度合いに基づく「棒給」と、それを補完する「諸手当」からなり、教育職棒給表、学長は指定職棒表で明確に分けられています。『人事院規則9−42別表』によれば、大学長の中 で最も多くの給料をもらっているのは、東京大学と京都大学で12号棒給、次いで北海道大学、東北大学、筑波大学、名古屋大学、大阪大学、九州大学が11号棒給となっています 。さらに旧官立大は10号棒給、新8大は9号棒給となっています。
  よって上の表は、教授の給与の格付けも参考にしてありますので正確ではありません。筑波大学は旧帝大ではありませんが、国がそれ相応の扱いをしているので入れてあります 。ご了承下さい。

  次の下の表は大学の予算規模です。これは2001年度のデータで、大学院は除いています。数字の単位は百万円です。断っておきますが、科学研究費補助金とはほとんど理系 が研究するために使っています。文系が使っているのは全体の5%以下でしょう。
  この略して科研費と呼ばれるものの審査体制は、色んな問題を克服し、様々な実験を積み重ねて、今の姿になってきました。後で話しますCOEプログラムの審査でも、参考に なっていると考えられます。それはどんな選考基準かと言いますと、従来の学位授与などとはかなり違って、研究テーマもさることながら、研究開発の態勢やプロジェクトの運営方 法、学生に対する教育のしかた、COEとしてのレベルアップの目標など、大学全体のポテンシャルが問われることになります。

科学研究費補助金の大きい大学の順位
1.東京  14,675 11.神戸  1,521 21.東京都立  810
2.京都  8,012 12.岡山  1,321 22.長崎  794
3.大阪  5,970 13.千葉  1,320 23.山口  640
4.東北  5,882 14.東京医科歯科  1,319 24.三重  625
5.北海道  4,043 15.慶応義塾  1,306 25.静岡  603
6.九州  4,040 16.熊本  1,028 26.群馬  572
7.名古屋  3,643 17.新潟  1,001 27.鹿児島  568
8.東京工業  2,852 18.金沢  967 28.東京農工  563
9.筑波  2,070 19.徳島  955 29.岐阜  559
10.広島  1,950 20.早稲田  831 30.信州  554

  左下の表は1999年に大学が産学提携した件数の順位です。産学提携とは人材や知恵、資金を集中的に投入し、産学官が一体となって最先端技術の開発に取り組むことです。 これにより、企業にとって優秀な人材が育つということです。今まで学生は大学院に行っても好きな研究だけをしてきて、企業にとって優秀な人材になるとは限りませんでした。そ れなので、企業も大学にはあまり期待していなく、企業に入ってから育てるという考え方でした。でも産学提携することによって、大学と企業の思惑が合致するということです。
  右下の表は特許出願件数です。カッコの数字は前年順位です。あまり信じられなかったんですが、学生時代の研究で特許を取ってお金を稼ぐなんてことがけっこうあるそうです よ。

民間等との共同研究受入件数順位
1.東京  155
2.名古屋  126
3.大阪  124
4.東北  123
5.京都  96
5.北海道  96
7.九州  90
8.東京農工  87
9.東京工業  81
10.山口  77
2000年に公開となった大学発の特許出願数
1(1).東海  44
2(9).名古屋  27
3(2).立命館  20
4(12).大阪  19
4(3).東京  19
6(22).東北  18
7(5).東京工業  17
8(9).京都  16
9(7).早稲田  13
10(22).広島  12
10(−).慶應義塾  12


  今までは理系中心の話をしてきましたが、ちなみに文系だけに注目しますと、科学研究費補助金は下のように なります。先ほども言いましたが、文系は全体の5%以下で、あまり使い道はないようです。というよりも、文系 の大学教授がそんなに費用を貰っても使い道に困るらしいですよ。
  すべて2001年のデータで、数字の単位は千円です。

科学研究費補助金(文学総合計)
1.東京  360,100
2.京都  246,100
3.九州  138,000
4.東北  135,500
5.広島  135,000
5.北海道  133,500
7.筑波  121,100
8.大阪  105,100
9.早稲田  103,000
10.名古屋  90,800
11.東京外国語  90,500
12.神戸  62,900
13.立教  56,800
14.東京都立  56,300
15.東京学芸  45,300
16.千葉  41,100
17.中央  39,200
18.日本女子  37,700
19.琉球  35,700
20.東洋  35,600
21.岡山  35,300
22.新潟  34,500
23.熊本  33,100
24.関西  31,100
24.慶應義塾  31,100
26.金沢  30,600
27.一橋  30,000
28.静岡  29,900
28.南山  29,900
30.大阪市立  29,500
科学研究費補助金(法学)
1.東京  97,200
2.北海道  58,400
3.九州  48,600
4.早稲田  36,300
5.神戸  31,100
6.京都  25,600
7.静岡県立  20,200
8.名古屋  19,100
9.立教  16,600
10.香川  15,100
11.東北  15,000
12.広島  14,500
13.大東文化  13,200
14.琉球  12,300
15.法政  12,000
16.一橋  11,900
17.岡山  11,700
17.筑波  11,700
19.千葉  11,600
20.上智  11,300
21.立命館  11,000
22.慶應義塾  9,800
23.大阪  9,700
24.東海  8,200
25.富山  7,800
26.関西学院  6,300
26.同志社  6,300
28.東京工業  5,900
29.神奈川  5,800
30.福島  5,400
科学研究費補助金(経済学)
1.神戸  99,600
2.大阪  81,800
3.早稲田  57,500
4.一橋  50,100
5.京都  45,900
6.東京  40,400
7.名古屋  33,800
8.筑波  33,100
9.東北  33,000
10.横浜国立  27,500
11.北海道  24,500
12.中央  23,400
13.大阪市立  22,500
14.九州  22,200
15.慶應義塾  19,100
16.広島  18,400
17.東京工業  16,600
18.青山学院  15,400
19.関西  14,100
20.流通科学  13,100
21.小樽商科  13,000
21.法政  13,000
23.東海学園  12,300
24.立命館  12,100
25.岡山  11,600
26.滋賀  11,300
27.静岡  10,600
28.帝京  10,500
28.麗澤  10,500
30.同志社  9,900


  すべて、名称末尾の「大学」は省略しています。次のページでは「21世紀COEプログラム」、 巷で言う「トップ30」についての話です。

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